「わたし」の灯、「わたし」の根っこ

ママのためのシュタイナー教育入門

ドーリス シューラー / 春秋社



 今年の「したいことリスト」に「児童文学を読み直す」を上げましたが、最近は全く読まず滞っています・・・。代わりに子どもと子育てに関する本を何冊か読みました。

 今朝読み終わったこの本、「シュタイナー教育入門」とありますが、お母さんがお母さんとしてどう「わたし」を生きるか、のアドバイスの本、と言った方がいいかもしれません。ドイツのシュタイナー学校の教師である著者が日本で行った講演が元になっています。著者の優しい気持ちが伝わってくる平易な言葉で、自分の気持ち、日常を見つめ直しながら読めました。

 紹介したい部分は沢山あるのですが、あとがきを引用します。

 わたしはお母さんを、灯台にたとえるのが好きです。
 灯台は、まっくらなときに活躍しますよね。
 でも灯台は、動けません。
 大きくなったらもう、こどもに駆けよることも
 できなくなります。
 でもただ、水をかぶっても、大きな風が吹いても、
 わたしがわたしとして大切だと思うことを
 日々のなかで守っていくなら、
 いつかこどもが本当に暗闇で迷ったとき、
 その灯を見つけてくれるかもしれません。

 その光は、自分の内側からやってきます。
 どこかの偉い人の灯を、自分の灯のように、
 示すことはできない。

 だからわたしは、わたしの灯を消さないように
 車のなかで歌を歌って
 一日一日をまた
 生きていきたいと思っています。


 「教育は自分を教育することでしかない」、シュタイナーの残した言葉です。
 「『答』に行きつくまでに、自分の人生を自分なりに生きるしかありません」

 この私が誰かの「灯台」になるなんて自信は全くありませんが、「ごちゃごちゃとした日常の中で、ときどき人生を見渡してみる。この遠いまなざしと、洗濯やごはんの、だれも見ていない日々の仕事をしながら、〈わたし〉の根っこを育てていくこと」を、悩みながら迷いながら、これからも毎日じたばたと模索していこうと思います。
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by osorae | 2010-05-11 05:47 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

私(りか)と夫よーへーさん、娘のそらちん&おはるの四人家族。そのどうってことのない日々のあれこれ。


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