「この世でいちばん大事な『カネ』の話」

昨年来、西原理恵子さんの作品に注目しているのですが、先週読んだこの著書、私の中で早くも「今年読んだ本ナンバー1」を争うであろう1冊になりました。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

西原 理恵子 / 理論社


このヤングアダルト向けの「よりみちパンセ」シリーズは、以前から好きで何冊か読んでいるのですが、今回あまりにも感動し、すぐによーへーさんに「これ読んで!」と推薦。彼もその晩に読み終わって「これはいい本だよ」との感想。今回は図書館で借りて読んだのですが、これは買って手元においておこうと決めました。そらちんが中学生くらいになったら読んでくれるといいなと。

西原さん自身の生い立ち、また西原さんの元夫で亡くなった鴨志田穣さんのこと、彼と一緒に巡ったアジア諸国で見た貧困状況、それらを通じて著者が経験してきた、お金、貧困、働くということ、生きるということ、それぞれをめぐるきれいごとではない現実が書かれています。でも決して悲観ではなく、人生に楽観と希望を見いだし、「お金」そして「お金がない」とは「お金を稼ぐ」とはどういうことかを軸に、働くこと、生きることの本質を伝える一冊。

特に子どもたちに読んでもらいたい(私が学校の先生だったら絶対教え子全員に薦めます)本ですが、就職活動中の学生のみなさんや、仕事の「やりがい」なんかに悩んでいる大人たちにも、お薦めだと思います。

今回は感動した箇所の引用はあえて割愛。
是非読んでください。全部読んで、そのうえで、(本当はご紹介したくてうずうずしている)最後の227頁以下を是非読んでみてください。

こんなふうに本当に大事なことをごまかさずに本気で伝えてくれる大人の存在って、子どもにとってとても大きいと思う。私もそんな大人になりたいです。


実は私、昨年秋頃からサイバラブーム。

昨年末には、西原さんの自伝的作品「女の子ものがたり」のDVDを観ました。

女の子ものがたり [DVD]

ポニーキャニオン

女の子たちが、逃れられない毎日の中で自分を傷つけながらもくったくなく笑う姿に、鼻の奥がツンとするような切ない気持ちになりました。

そして、これも昨年末、たまたま図書館で見つけて読んだ「ゆんぼくん」。

ものがたりゆんぼくん (上) (竹書房文庫)

西原 理恵子 / 竹書房

お母さんとその息子ゆんぼくんの物語なのですが、もう、あらゆる登場人物に感情輸入して、読みながらひたすら泣きっ放しで、下巻の最後では嗚咽を上げながら号泣。「人間って哀しいね。だってみんな優しい。それが傷つけあってかばいあって」と、誰かの歌の文句が思い出されました。間違いなく名作。

ちなみに、西原さんと元夫鴨志田さんのアルコール依存症との闘いを描いた映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう」が最近公開されていて、観たかったのですが残念ながら神戸ではもう終了してしまったようです。DVDになったら必ず観たいと思います。

2月には、やはり西原さんの著名な「毎日かあさん」の映画が公開されるので、こちらは出産前に観に行きたいと思っています。

私のサイバラブーム、当面続きそうです。
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by osorae | 2011-01-15 04:47 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

私(りか)と夫よーへーさん、娘のそらちん&おはるの四人家族。そのどうってことのない日々のあれこれ。


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