年末年始に読んだ本② 「子育てを楽しむ本」

子育てを楽しむ本―愛情さんさん、自分流がいちばん

柴田 愛子 / りんごの木


りんごの木」代表で保育者の柴田愛子さんの著書。保育者として長年多くの子どもたちに触れてきた著者のことばには優しい説得力がありました。

昨日と今日と違う怒り方をしちゃいけないとか、夫婦は同じ価値観で怒った方がいいとか言われたって、そうはいかないことが多いんですよね。模範的に生きることはできないけれど、冷静になったとき反省したら、
「ちょっと怒りすぎたわ。ごめんなさい」
と素直に謝ればいいんじゃないかしら。さもなければ、寝顔を見て言うの、
「すみませんでした」
(中略)
おとなもこどもも人間同士、誠意を持って暮らしていけば、愛情もって見つめあっていけばいいんじゃない。完成したおとながこどもを育てていくんだなんて、おこがましいですよね。立派なおとうさん、おかあさんになるというより、正直な人間のままでいいんじゃないかしら。誠意をもっていればね。
(pp.41-42)

この部分、読みながら日々の自分を振り返り、ちょっとだけ「ああ、それでもいいんだ」と思わせてくれました。

本当に毎日のように口うるさく怒って、その度に反省してそらちんに「ごめんなさい」と謝ってばかりの私です。謝るたびにそらちんは「いいよー」と言ってくれます。毎日「そらちん、お母さん大好き」と言ってくれます。

よく親の子どもへの愛を「無償の愛」と表現しますが、子どもの親への愛こそ「無償の愛」だなあと日々感じています。

だから、今年の私がいつも心に留めておきたいことはやはり、
「のんびり、ゆったり」
「おおらかに」
「人にも自分にも(あえて)あまく!」
「何度でもやり直す」
「笑う」
「ため息をつかない」
「『面倒くさい』と言わない」

そして「よいお母さんではなく笑っているお母さん」になりたいです。今年は特に意識して。

「よいお父さんではなく笑っているお父さんになろう」とはファーザリング・ジャパンの安藤哲也さんがのことば。「お母さん」も同様ですよね。


そして、本書の「子育てって、こどもの後ろに立つことなのね」という章のこの部分も、常に心に。

 こどもの前に立って引っぱるんじゃなくて、こどもの後ろに、近すぎず離れすぎずにいてあげる。
 こどもが振り返ってわぁーと泣いてきたら、抱いてあげる。
 こどもが後ずさりしてきたら、おっとっとって、背中を支えてあげる。
 そして、安心したら、行っておいでってポンと押し出してあげる。
 世間のいろんなことにわずらわされないで、その子の後ろに立っててあげること。それが子育ての基本だし、それがこどもの心に添うということでもあると思います。
 それは、親だけでなく、保育者にも当てはまります。こどもが今、何をやろうとしているのか。そのことを見ていてあげること。教えるのは次でいい。
 ○○ができたら、人生が歩きやすいかもしれない。
 ○○ができたら、人間関係はうまくいくかもしれない。
 でも、その子が自ら獲得していったときに、その子の本物になっていく。
 自分から一歩踏み出さなくちゃならないのです。
(pp126-127)
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Commented by sawamaman at 2011-01-05 14:57
はじめまして。
素敵な本だなぁと私も読んでみたくなりました。
私も神戸市中央区で2歳3ヶ月の女の子と奮闘中ママです。
そらちんママさんの新年の抱負とか読んで、あぁ私も
もっとゆったり生きなきゃ、と気持ちをたてなおしたところです。
子育ての先輩として、また働くママさんとして、またブログ
のぞかせてもらえたら嬉しいです。
お身体大事にしてくださいね。
Commented by よよこ at 2011-01-05 15:44 x
あけましておめでとうございます
楽しい年末年始を過ごされたのですね!!
今年もそらちんちゃんの成長を親戚のおねえちゃんを見る気持ちで楽しみにしています。よろしくお願いします

よくosoraeさんのブログで書かれていることと、自分が興味があることの共通点があって驚くことが多いのですが、
柴田愛子さんの本、私も年末に読んだところでびっくりです!
いままで読んだ子育ての本と違う感じがして、自分らしく子どもと向き合っていけばいいんだなあと思える本でした。

お引っ越しされるんですね。
ご出産もあり、忙しくなるかと思いますがお身体大切にしてください
Commented by monsteracafe at 2011-01-05 18:33
こんばんは。
新しい年になりましたね。今年も宜しくお願いします。

柴田愛子さんを知らなかったのですが、この記事を見たらすごく興味を持ち、何冊か図書館に予約を入れました。

前にもお話しましたが、私もしょっちゅうポンすけを叱ってしまい、後で「ああ言えばよかった」「ああすればよかった」と思うのですが、ママだって完璧じゃないんだよ、という正直で誠実な気持ちで子どもと接すればいいんですね。
Commented by osorae at 2011-01-06 13:22
>sawamamanさん
はじめまして。コメントどうもありがとうございます!

「子育ての先輩」なんて言われると、本当に恥ずかしいです。昨晩もまたそらちんに謝ったところ。

sawamamanさんも、娘さんがまだ2歳3ヶ月だと、お仕事との両立もたいへんでしょうが、お互い、無理せず、のんびり、おおらかにいきたいですね。

先ほどちょっとだけsawamamanさんのブログも覗かせていただきました。これからちょくちょくおじゃましますね。こちらこそ、よろしくお願いします。
Commented by osorae at 2011-01-06 13:25
>よよこさん
あけましておめでとうございます。いつもよよこさんのコメント楽しみに待ってます♪今年もよろしくお願いします。

よよこさんも柴田さんの本を読んだばかりだったんですか~。やっぱり、何かご縁があって通じるものがあるのでしょうか、私たち。

引っ越しても生活圏は変わらないと思うので、どこかでばったり会ったらまた声をかけてくださいね。

よよこさんにとってもよい1年となりますように。
Commented by osorae at 2011-01-06 13:28
>hiroさん
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。

柴田愛子さんのこの本は、雑誌で紹介されていたのを見て、私も図書館で借りてきて読みました。読んでいてとても気持ちが前向きになりましたよ。

私もダメダメお母さんですが、日々反省しつつ何度でもやり直しつつ、めげずに進もうと思いました。
by osorae | 2011-01-04 23:59 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(6)

私(りか)と夫よーへーさん、娘のそらちん&おはるの四人家族。そのどうってことのない日々のあれこれ。


by osorae
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