「ごはんのことばかり100話とちょっと」

ごはんのことばかり100話とちょっと

よしもと ばなな / 朝日新聞出版

家族のために作ったお家でのごはん、お気に入りのお店でのごはん、友人に作ってもらったごはん、などなど、よしもとばななさんが日々の食べることを通じて感じたままを書かれたエッセイ集。

特に息子さんの食に関しての部分には、私が漠然と感じていたことをことばにしてもらってすっきりした部分がいくつかありました。

「人に作って食べさせるということは、『相手のそのときの気分や体調でいくら残されても平気』という基準を自分の中に持つことである。その人の口には合わなかったかもしれないし、たまたまおなかがいっぱいだったのかもしれないし、とにかく自分は精一杯やったと言えるということだと思う。
 子どもは好きなときに好きなものを好きなだけ食べて残す。これまでの彼氏の中でいちばん厳しく残す人かもしれない!
 それをいちいち気にしていたら、身がもたないということが体でわかった気がする」(pp65-66)


ばななさんお気に入りのお店の話もたくさんでてくるのですが、何より印象に残ったのは、ある沖縄そばのお店に関する記述。お料理のはなしではなく、働く姿勢について。

「その人たちはその仕事に東京で飲食店をしている人たちにありがちな、異常なまでの誇りを持っているわけではないけれど、働くことを人生の大事な部分と思っていて、勤勉だけれど変に先々に対して野望など持っていない。暮らしていく上でのことを淡々とやっていて、人として間違ったことはなにもないって感じ」(p35)

すごくよくわかります。
私が好きなお店もそういうお店。そしてそういうお店は絶対おいしい。
どんなお仕事にも通じるあるべき姿勢だと、自戒を込めて手帳に書き留めました。
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Commented by よよこ at 2011-01-18 15:39 x
これまたびっくり!
今、この本を図書館で借りています。
読むのが一層楽しみになりました

西原さんのお金の本も読みたいと思います
Commented by osorae at 2011-01-20 04:53
>よよこさん
この本、私が先週末に図書館に返したばかりなので、その直後によよこさんが借りたのでは?またまた偶然。趣味し好が似てますね〜。

西原さんの本は本当におすすめです!これも図書館で借りられますので是非読んでみてください。
by osorae | 2011-01-16 05:05 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(2)

私(りか)と夫よーへーさん、娘のそらちん&おはるの四人家族。そのどうってことのない日々のあれこれ。


by osorae
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