映画「玄牝(げんぴん)」

河瀬直美監督のドキュメンタリー映画「玄牝(げんぴん)」。

神戸での公開最終日の18日、友人Mさんと新開地 神戸アートビレッジセンターで観てきました。

愛知県岡崎市にある産婦人科「吉村医院」が舞台のこの映画。私は昨年9月に参加したNatural Space 美緒での吉村医院の元婦長である「助産師 岡野眞規代さんのお話会でこの映画を知り、公開を楽しみに待っていました。

映画は、昔ながらの自然なお産を実践する吉村医院に集う妊婦さんたちの、四季を通じた日常、それぞれが抱える事情、出産を迎える様子、そしてそれを見守る吉村先生と助産婦さんたちの想い、が淡々と、本当に淡々と描かれています。

そして、4人の妊婦さんのそれぞれの出産のシーンには、やはり涙。

特に、映画の冒頭、母親の出産に立ち会った6歳の男の子が、ただ黙って母と生まれてきた妹を見つめ、何度も涙をぬぐっている姿が印象に残りました。映画鑑賞後、購入したパンフレットには、彼の言葉がありました。

「嬉しくても涙がでるんだね。うまく言えないけど嬉しいがいっぱいだった」


この映画を観て感じることは人によって様々だと思います。

ただの現代医療の否定、自然分娩の推奨、いのちの礼賛、ではなく、吉村先生自身や一緒に働く助産婦の皆さんの悩みや自己批判、出産における死の意味、も描かれていて、私は、これまで吉村先生の著書を読んだ時と同様の感動に加え、「お産の神様」と呼ばれる仙人のような吉村先生の、産婦人科医としての自己批判、自己矛盾を抱え悩む人間的な姿に、別の感動を覚えました。

いのちの誕生、生と死、人間の強さ、弱さ、矛盾、哀しさ、というものが、淡々と流れる時間の中で自然に映し出されている、そんな映画でした。


一緒に観たMさんは約1年前に第2子を出産。この映画を観終わって「もうひとり産みたい」と思ったそうです。出産を間近にひかえた私が羨ましいと何度も「いいなあ・・・」と言っていました。

私もますますその日が楽しみになりました。新しいいのちに出会えること、いのちをこの世に生み出すという奇跡を体験できること、それがどんなに幸せなことかと感じています。

陣痛が待ち遠しいです。
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by osorae | 2011-02-18 23:59 | 私の気分転換 | Trackback | Comments(0)

私(りか)と夫よーへーさん、娘のそらちん&おはるの四人家族。そのどうってことのない日々のあれこれ。


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