カテゴリ:私の読書日記( 54 )

一年中わくわくしてた (ロアルド・ダールコレクション 20)

ロアルド ダール / 評論社


今年最初の一冊はこれでした。

ロアルド・ダールの著書としては「チョコレート工場の秘密」が一番お馴染みでしょうか。

昨年秋に書店で目にしてタイトルと装丁に魅かれて購入。でもなんだか新年に読みたい気がしてそのまま本棚に置いてあったこの本。著者が「人生最後の年に書いた」という、1年各月にまつわる自身の思い出を綴るエッセイです。

イギリスと日本では自然の営みも人々の営みも異なりますが、季節の移り変わりを楽しみ、暮らしの中のささやかな出来事にわくわくする幼少時代の著者の姿に、自分のそれを思い出しました。

30年後の私は、きっと今の私を同じように切なく懐かしく思い出すのでしょうね。そう思うと、今現在のこの毎日は、なんと貴重で愛おしい日々なのでしょう!
そう、毎日は本当に数えきれないほどの「わくわく」であふれているのでした。

実は今年はなぜか年明けから根拠もなく本当にわくわくしている私。
この気持ちを忘れずに、年末には「一年中わくわくしてた」今年を振り返りたいものです。
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by osorae | 2010-01-08 23:59 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)
最近のそらちんお気に入り絵本、かこさとしさんの「だるまちゃん」シリーズ。

「だるまちゃんとかみなりちゃん」から始まり、「だるまちゃんとてんぐちゃん」「だるまちゃんとうさぎちゃん」「だるまちゃんととらのこちゃん」「だるまちゃんとだいこくちゃん」と図書館で繰り返し借りて読んでいます。

そして先日、図書館で偶然見つけたのが「だるまちゃん・りんごんちゃん」

だるまちゃん・りんごんちゃん―だるまちゃんのともだち

かこ さとし / エツコ・ワールド



「へ〜こんなのもあるんだ〜」と借りてきて早速そらちんに読んであげました。

ある日だるまちゃんのところへりんごんちゃんからはがきが届きます。
「りんごんまつり」に遊びにきてください、というお誘いのはがき。
まずここで私、最初の「ん?」。

そして、りんごんむらへのバスの中でだるまちゃんが一人のおばあさんに出会います。そのちょっと不思議なおばあさんとだるまちゃんの会話。
「おばあさん りんごんむらは まだなの」
「もうすぐだに このやまの むこうだでな」
ここで私、さらに「んん?」

なじみのある言葉遣い。あれ、もしかしてと思いつつ最後まで読み、あとがきを読んで「やっぱり!」

この絵本は、かこさとしさんが2000年に私の地元長野県飯田市の人形劇フェスタを訪れたことがきっかけで生まれた絵本でした。(飯田市では、国内外のアマチュア人形劇団が集まり市内各所で人形劇が上映される「人形劇フェスタ」が毎年開催されています。私も高校生のときに外国人の案内のボランティアをしたことがあります。)

「りんごん」というのは飯田の夏まつりの名称。
絵本の中の会話は飯田のことばに近くするために飯田市立図書館の方々に指導してもらったとのこと。なじみがあるはずです。

そらちんの大好きなだるまちゃんシリーズに地元飯田が舞台のお話があったなんて、何だか嬉しいのでした。

飯田なまりの響きが面白いらしく、私が読むあとに続いて「だでな!」「ずら!」と言っているそらちんです。
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by osorae | 2009-12-27 15:43 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(2)

再び食生活を考える

本当に怖い低血糖症―マクロビオティックが現代の病を治す (講談社プラスアルファ新書)

奥津 典子 / 講談社


先月参加したマクロビ料理教室で紹介された本。

「低血糖症」というのは、医学的には明確な診断基準がなく、正式な病気として医学界ではまだ認知されていないそうですが、現代日本人の7割がこの症状を抱えているという専門家もいて、「血糖調節障害」と呼ぶドクターもいるそうです。著者の定義は「すい臓、準じて肝臓の不調に発する、全身の内分泌異常状態」。

私は「動物性の脂質・たんぱく質と糖類、そして添加物の取りすぎから、すい臓、肝臓が疲れてしまって、血糖コントロールが上手くできなくなっている状態」と理解しました。

低血糖の合併症状として上げられているのは以下のようなものです(本文23~26ページより一部抜粋)。
 ・冷え性
 ・夜よく眠れない
 ・強い疲労感、だるさ
 ・時々強い頭痛、偏頭痛
 ・手足のしびれ、筋肉のひきつり
 ・めまい立ちくらみ
 ・花粉症
 ・胃が弱い
 ・更年期障害(若年性を含む)
 ・糖尿病
 ・PMS
 ・不妊症
 ・慢性便秘
 ・アレルギー、アトピー症状など肌が荒れたりかゆくなりやすい
 ・甘いものの間食がやめられない
 ・時々激しい食欲がある(摂食障害)
 ・アルコール、コーヒー、タバコ、薬などの刺激物が必要
 ・集中力がない
 ・イライラ・カッとしやすい
 ・時々、どうしようもないくらい落ち込む

先日会った友人にこの本を紹介したところ、「私、間違いなく低血糖症だ」と真剣に読んでいました。

現代の日本人にとって当たり前になった食生活が、私たちの身体にどんな影響を与えているのか。そして、どうやって本来の健やかな身体を取り戻せばよいのか。

たとえ今の食生活を変える気がない方も、いったい何が問題なのかという著者の説明を読むだけでも、自己の食生活・健康について考えるよいきっかけになると思います。

私の場合、「私自身はそれほど動物性脂質もたんぱく質も糖類も取りすぎてないから大丈夫」と思っていましたが、大抵の加工品には、卵や脂、糖類、そして食品添加物。知らず知らずに摂りこんでいるんだ!と改めて自覚しました。

多くの方に、とくに「何となくいつも体調が悪い」という方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
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by osorae | 2009-12-09 23:59 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

「密約」

外務省元局長「沖縄密約」認める 東京地裁で証言

昨日のこのニュース、「ああ、政権が交代するって、こういうことなんだなあ」と感慨深く聞きました。
外務省元局長の吉野氏には守秘義務があるため、外務大臣の証言許可がなければ法廷で証言できませんでした。自民党政権下ではありえなかったであろう証言。

そして、2006年に読んだこの本のことを思い出しました。

密約―外務省機密漏洩事件 (岩波現代文庫)

澤地 久枝 / 岩波書店



以下、読んだ当時に私が別のところに書いていた日記より抜粋。

******************************************
28年ぶりに復刊された本書。
一気に読了。
今年読んだ本の中でNo.1かもしれない。

外務省機密漏洩事件、いわゆる「西山記者事件」。法律をかじった者であれば憲法の判例として事案と最高裁判旨を知らない人はいない。

もちろん、受験用知識としてはそれで十分。
が、日本人として考えるべきこの事件の本質を、澤地さんは誠実な取材と素晴らしい筆力で教えてくれた。

アメリカと日本政府との沖縄返還交渉の過程で「密約」があったことは、アメリカ側の外交文書開示等で明らかにされている。にもかかわらず、未だに日本政府はそれを認めていない。

国民に嘘をつき、国民の税金を使い、国民よりもアメリカの利益を図る政府。

そして、国が国民を騙した、という事実よりも、一組の男女の不倫関係というワイドショー的話題に着目して盛り上がるマスコミと国民。

なぜ国民はもっと怒らなかったのか。
なぜマスコミは事の本質を伝えようとしなかったのか。

日本に民主主義なんて機能してないことがよくわかる。

「もし民主主義が国家の基本則であって、みせかけだけのごまかしでないのならば、国民は真実を知る権利があって、当然その権利を実現するための知る努力を必要とする。
 日本では、残念なことに、事は概ねこうはなっていないのである。民主主義はうわべだけのことに過ぎず、国民は知る権利があることを知らず、知っていても知ろうとする努力を怠っているのが一般である。」(五味川純平氏の解説より)

きちんと知る努力をし、自分で考え主張していくこと。
不正に対し正しく怒ること。

自戒をこめて。

未来の日本人に「その時いったい何をしてたの」と言われないために。
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いやあ、若いですねえ、私(笑)。ほんの3年前ですが。

今回のこのニュースを聞いて、感じたのは別のこと。

吉野氏は47年12月、西山氏が被告となった外務省機密漏えい事件の公判で検察側証人として出廷し、密約を否定。西山氏は有罪判決を受けました。

40年ぶりに会ったという西山氏と吉野氏は法廷で握手を交わしたそうです。
そこで交わされた会話。
吉野氏の証言について「大変な決意と勇気」と語る西山氏。
そして西山氏の「信念が素晴らしい」と吉野氏。
西山氏、吉野氏それぞれの人生におけるこの事件の重たさ。

人としてどう生きるか。

テレビの映像を通してみるお二人の姿に、私はとても良いものを見せていただいた気がしました。
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by osorae | 2009-12-02 05:59 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

想いの力

ロンパーちゃんとふうせん

酒井 駒子 / 白泉社


酒井駒子さんの絵本は、このお話も「よるくま」も、そらちんに読んであげていると私はいつも泣きそうになって困ります。

どちらも悲しいお話ではありません。
感動を誘うようなお話でもありません。
ただ、お母さんの想い、こどもの想い、温かくて純粋できれいな想いが伝わってくるからだと思います。

一昨日の晩のこと。
ベッドに入り、いつものようにそらちんに絵本を読んでいました。
そして何冊目かに「ロンパーちゃんとふうせん」を読みました。

 街でもらったふうせん。
 飛んでいかないように手にくくりつけてもらって、大切に持って帰ったふうせん。
 ロンパーちゃんが一緒に遊べるように、おかあさんが工夫して飛んでいかないようにしてくれたふうせん。
 一緒におままごとをしていたら、風に飛ばされて庭の大きな木のうえにからみついてしまったふうせん。
 おかあさんが頑張ってくれたけど、とれませんでした。
 あきらめきれなくて泣き続けるロンパーちゃん。
 明日はしごを借りてきて、きっととってあげるから、とおかあさん。

 「ほんとうに、おかあさん」
 「ええ、ほんとうよロンパーちゃん」
 「ほんとうに、ほんとうに」
 「ええ、ほんとうにほんとうよ、ロンパーちゃん」

ふとそらちんを見ると、目にいっぱい涙をためています。
そして、はらはらと声もたてずに泣きました。

「ロンパーちゃんみたいに、悲しくなっちゃったの?」
黙ってうなずくそらちんに、
「大丈夫、お母さんが明日とってあげるから、大丈夫だよ」

ロンパーちゃんに言っているのか、そらちんに言っているのか、ロンパーちゃんのお母さんのことばと私のことばが重なって、とてつもなく優しい気持ちになり、私も涙をこぼしながらゆっくり読み終えました。

そらちんは私にぎゅっと抱きついた後、そのまますぐに寝入りました。

そらちんにも伝わったのでしょうか。

絵本にこめられた著者の想い。
ロンパーちゃんの想い。
ロンパーちゃんのお母さんの想い。

美しくて純粋な想いの力。
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by osorae | 2009-10-31 04:41 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(2)

食べるということ

究極の食

南 清貴 / 講談社インターナショナル



昨日一気に読み終えた本。

私たちの身体は私たちが食べたものから作られている、食べ物は自分そのもの、という当たり前の、でも普段忘れがちな大前提から、より良い自分、さらにはより良い世の中にしていくために何を選び何を食べるべきかということが、栄養学、整体を学んだ著者の知識・経験から大変解りやすく書かれています。

著者の提唱する食事方法には確かに賛否両論あるでしょうが、私にとってはいろいろなことがすとんと腑に落ちました。かといって、それをすぐにきちんと毎日実行するのは難しい、、、といっている場合ではないぞ!という気持ちになる恐ろしい事実も知ることができました。

満足感と満腹感、空腹感と飢餓感の違い。
塩分の取り方。
白い砂糖の害。
なぜ脂っこいものを欲するか。
食品添加物や、悪い油を摂り続けることによる害、特に子どもや次の世代への影響。
所得が下がったのにエンゲル係数も下がった理由。巷に溢れる安い食品の安い理由。

さらには、食を考えることが人としてのあり方を考えることに繋がると著者は説きます。
「自分の思考は、食べたもので作られた自分が持つ思考」
「人間の質もその人が持つ思考も、食べたものの質に左右されるというメカニズムは不変です。自分が本当に望む社会を実現したいと願うならば、その社会の一員である自分を、まず自分が作り出さなければならないのです」(265ページ)

身体のシステムを知ること、自分が何を食べているのかを意識すること、そして自分で自分の身体の声を聞き、身体の求めるものをきちんと食べること。

食事は毎日のことです。
そして自分が意識すれば変えられる。
そこが良い方向に変わったら、全てが大きく動くということに気づかせてくれた一冊です。
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by osorae | 2009-10-29 05:20 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

「おやすみ、ぼく」

おやすみ、ぼく

アンドリュー ダッド / クレヨンハウス


「月刊クーヨン」で紹介されていて気になったので、図書館に予約をしていた絵本。

「おやすみ、ぼくのあしさん きょうも うーんと はしったね」
「おやすみ、ぼくのひざさん ・・・・」
「おやすみ、ぼくのおなかさん ・・・」

一日の終わりに、こんなふうにゆったりと時間をかけて、自分をいたわってあげる時間をもてたらいいですねえ…。

昨晩は寝る前のベッドで、「おやすみ、そらちん」にして、あし、ひざ、もも、おなか、おしり・・・と順番に撫でながら読みました。

「世界中の 眠たい子と まだまだ眠くない子と 眠りたくない子へ」 --- 訳者の落合恵子さんより。
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by osorae | 2009-06-28 20:20 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

「旅の絵本」シリーズ

旅の絵本 (4)

安野 光雅 / 福音館書店



ご紹介するまでもない安野光雅さんの有名な絵本ですが、最近そらちんがはまっています。1ヶ月間、図書館から借りっぱなし。

私からみたら馬に乗って旅する「青年」なんですが、そらちん曰く「おじさんさがす本」だそうです。
「そらちん、速いで!」とか「おかあちゃん、もう見つけた?」「ここ!そらちんの勝ち~!」(←かなり負けず嫌い)とかいいながら毎晩楽しんでいます(もうすっかり位置を覚えてしまっているようですが)。

現在、イギリス編、スペイン編、アメリカ編、と三冊借りているのですが、イギリス編にはチシャ猫、くまのプーさん、ネッシー、アメリカ編にはトムソーヤやインガルス一家などなど、隠れキャラがいろいろ描かれていて、それを探すのも楽しい絵本です。


余談
アメリカ編を最初に借りてきたときに、表紙の星条旗の絵を見て、「アメリカ!オバマ大統領!」と言ったそらちん。

大統領選の頃にはテレビのニュースを見ては「オバマちゃん」と言っていたのが、「オバマ大統領」になり、「アメリカ」と結びつき、そしていつの間にか(おそらくニュースでよく一緒に映る)星条旗と結びついていたようです。よく見ているんですねえ。ちょと驚きました。
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by osorae | 2009-06-25 23:59 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

いちごみるく

最近そらちんがお気に入りの絵本「ぜったいねないからね」。

ぜったいねないからね (ほんやくえほん)

ローレン チャイルド / フレーベル館


夜更かしの妹と、何とか寝かせようと奮闘するお兄ちゃんのお話。妹が大好きな寝る前の飲み物として「いちごみるく」が登場します。

読むたびにそらちんが「いちごみるくって何?」と聞くので、今朝の食卓に用意してみました。
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いちご、牛乳、ヨーグルト、メープルシロップを適当に混ぜただけ。

「じゃーん!これがいちごみるくだよ~」と差し出すと、そらちんはどれどれとちょっと味見をした後、
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「おいしい」と最終的には飲み干してくれましたが、
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イマイチの反応。
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そらちんはジュース類は滅多に飲まず、牛乳も保育園で飲むだけ。もっぱらお茶(ルイボスティーかほうじ番茶)が好き。いちごみるくはあまりお気に召さなかったようです。

というわけで、そらちんに寝てもらうのに
「寝ないんだったら、おまえの大好きな寝る前のいちごみるくもなしってわけだ」という手は使えないことがわかりました。
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by osorae | 2009-06-05 12:39 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(0)

おちゃのじかんにきたとら

ジュディス カー / 童話館出版



以前通った耳鼻科の待合室にあった絵本。
もう一度読みたくて図書館で借りてきました。

ある日のお茶の時間に訪ねてきたとら。
ソフィーとお母さんがどうぞどうぞと招きいれ、サンドイッチ、パン、ビスケット、ケーキなどなどでもてなします。それでも、おなかを空かせたとらには足りません。


「誰かさんみたいだねえ」と、

「でも そらは、ひとつだけ 手にとったのではありません」
「そらは、 ビスケットを ぜんぶ ケーキを ぜんぶ たべました」
「どうしましょう。 そらが ぜんぶ たべてしまって、 おとうさんの ゆうごはんが なくなってしまったわ」

と読み聞かせていたよーへーさんでした。

そらちんはけらけら笑いながら聞いていました。
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by osorae | 2009-05-13 06:01 | 私の読書日記 | Trackback | Comments(2)

私(りか)と夫よーへーさん、娘のそらちん&おはるの四人家族。そのどうってことのない日々のあれこれ。


by osorae
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